テーマ:被災地支援

検案作業の実状と課題(その2)――九州大学医学研究院法医学分野・池田典昭氏への取材より

災害と法医学について  災害によって死亡者が出たとき、警察と法医学者・医師による検死作業が不可欠となる。ではそもそも「災害」とはなにか。池田典昭九州大学大学院教授(法医学)より提供していただいた資料には、次のようにまとめられている。 ◇自然災害:地震、台風、竜巻、津波、洪水、旱ばつ、疫病、飢餓など ◇人為災害:火災、爆発物…
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遺体検案作業について(その1)――九州大学医学研究院法医学分野・池田典昭氏への取材より

「健康保険」2012年4月号より転載> 東北被災地の「検案」作業  2012年3月11日、東日本大震災からちょうど1年となる節目の日、死者1万5854人、不明者はいまだ3155人、避難者数34万3935人とされた。このうち、福島から県外へと避難した人の数は6万3千人にもなる。自宅へ帰る見通しはいまだたたない。いずれの被…
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津波被災のために孤立した介護施設が、なぜ一人の死者も出さなかったのか(その3)

スタッフの研修と法人の理念 特別養護老人ホーム「杜の里」の報告の3回目である。被災後の孤立した状況の中で、他地域の施設に避難するのではなく、平常勤務に戻るまでそこに踏み留まる道を選んだ。それが利用者の命を守る最大の方法である、と。そして言葉通り、一人の死者も出すことなく乗り越えた。  山崎和彦理事長は、夜間ではなかったことを…
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津波被災のために孤立した介護施設が、なぜ一人の死者も出さなかったのか(その2)

(仙台市社会福祉法人杜の里福祉会理事長・山崎和彦氏への取材より) 厳寒の中、真っ暗な夜を明かす  地震発生直後から、停電のため、照明、暖房、給湯設備すべてが停止し、エレベーターも既に使用できなかった。津波警報とともに入居者の避難誘導を開始し、15時01分には特養1階の入居者49名の2階への避難が完了。そして15時11分には、ケア…
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津波で孤立した介護施設がなぜ死者を出さなかったのか(その1)

1年以上開店休業していたのであるが、再開させていただきたい。 長い間の宿題だった書き下ろし作品(ルポ)の執筆に、昨年暮れより本格的にとりかかり、連休前に何とかかたちにできた。やっと、少しゆとりができたこと。それがブログ再開の最大の理由である。 (以下は、『健康保険』2012年1月号 第81回原稿より転載したもので、仙台市社会…
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震災以後の石巻医療圏の現状と課題――診療所在宅医療(石巻市)院長、佐藤保生氏(警察医)への取材より)

 以下の原稿は「健康保険」2011年12月号に掲載されたものの転載である。 警察医と検死制度について  東日本大震災直後の新聞報道を拾い出してみると、早い時期から、収容された膨大な数の遺体をどう扱うか、自治体が苦慮してきたことが報じられている。火葬ができないため土葬を始めたところ、土地の確保ができなくなった。遺体を保存するための…
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東日本大震災と「死」――診療所在宅医療(石巻市)・警察医、佐藤保生氏への取材より)

 本年最初のブログの更新となる。例によって近況報告を。  いくつかの仕事を同時進行させているが、まず、飢餓陣営の37号のラインナップと内容が、だいぶ固まってきた。 遅くとも3月には刊行できる見通しもついてきた。今後も、最強の布陣で刊行できる予定であり、いま少しお待ちいただきたい。    また4月には、滝川一廣さんとのインタビ…
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被災地での〝こころのケア〟  (世界の医療団「東京プロジェクト」代表森川すいめい医師への取材より

 11月があわただしく過ぎ、12月も5日になった。まずは簡単な近況報告から。  この間、東北の被災地取材を続けてきた。10月には宮城県の石巻市へ。石巻の医療の現状と監察医を取材した。11月は仙台市の杜の里特別養護老人ホーム(社会福祉法人杜の里福祉会)を訪ねた。目下取材資料を整理し、原稿執筆の準備を進めている。  もう一つは更…
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「緊急災害時を高齢者介護施設はどう乗り切ったか」その2

 『飢餓陣営』36号を出してから、ブログの更新が滞ってしまった。決してサボっていたわけではない。少し宣伝をさせていただこう。  「そだちの科学」が本日20日発売になったが、拙稿の掲載あり。雑誌のテーマは「アスペルガー症候群のいま」。当方は就労支援について書かせていただいた。そして柏書房より刊行された『ぼくたちが見た世界 自閉症者に…
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「災害派遣教育支援チーム」の設立を・再説

 8月2日の朝日新聞夕刊に「被災地 集まる先生 夏休み中に勉強会」という見出しで、次のような記事が掲載された。 「授業の開始が遅れたり、避難所暮らしが続いたりして勉強が十分にできなかった被災地の子どもたちのために、夏休みを利用して全国から先生たちが駆けつけた。学習支援に加え、自らも被災者である現地の先生たちをサポートする役割もある…
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阪神・淡路大震災を介護施設はどう乗り切ったか

 被災地の報道が、連日、テレビや新聞を埋める。震災関連の本も、いつになったらピークになるのかと思わせるほど、次々に送り出されてくる。特集ドキュメンタリー番組も多い。しかもどれも充実している。一方、現場に入り込む取材の「足」も「ツテ」も、「立場」ももたない私は、ほとんどなにもできないに等しい。「ジャーナリスト」としての役割は、ほとんど機能…
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被災地レポートと取材報告

前回に引き続き、雑誌『健康保険』に連載中のリポートを転載する。(若干の修正を施してある)。 在宅で見取りをする開業医をどう増やすか 宮城県南三陸町でのボランティア活動  新田クリニックの報告の2回目であるが、4月29日より5月3日まで、宮城県の南三陸町でボランティア活動をする機会を得たため、少しだけその報告をさせていただき…
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被災地の医療現場をどう支えるか(東京都国立市新田國夫医師氏への取材より‐第1回‐)

*東日本巨大地震以後、リハビリテーションをするように、少しずつ関連の原稿を書き始めている。 以下は、『健康保険』5月号に掲載した連載原稿より。(わずかに手直しした箇所がある) 被災地のケアと高齢者  「3・11以前/以後」では、世界が全く様相を変えてしまった。本号より、筆者にとってまったく新たなスタートとなる、と感じさせるほど…
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